[ なんか、軽く六陽? ]
「陽子ー居る〜?」
大量の荷物を抱えてやってきたのは六太。
その荷物は、なにやらビニール袋…
蓬莱帰りのご様子。
「あーーあーーーーあーーーーー!!ろーくーたーくーーーん!!!!」
叫んでいるのは陽子。
仕事中だったのか筆を握っている。
が。
叫びながら何処かへ放り投げた。
「主上…墨が…」
もろに喰らったのは景麒。
「……何より、今は仕事中です」
よその麒麟なんか相手にしてないで下さいっ(><)キィーーー
後のほうは、言えるわけないけど。
「仕方ないだろう。雁国からのお客様だ(キラリ☆)」
爽やかに答える陽子。
よだれがたれているのは気のせいか?
「ろーくーたーくーん!こっち〜、景麒んとこ〜。入って良いよ!!」
バタバタバタバタ・・・・
「此処かぁ!!!」
「うわぁvv六太くーん!」
「よーこぉー!」
ガシッィィィ
陽子が抱きついたのは六太・・・・・・の抱えていた袋。
ガサガサ音を立ててほおずりまでしている。
あっはっはははー
慣れた感じの六太は、別に、不快になるでもなく。
むしろ自慢気。
「主上!!政務はまだ……」
「なんだ景麒、まだいたのか?気が利かないなぁ。」
まだって、主上、あんまりですよ
「六太君と二人っきりになりたいんだ。」
というわけで席をはずせ。
ゼスチャー付でしっ、しっとまでやられる景麒
どよ〜んと後退。
退出。したかに見えたが、入り口付近にしゃがみこんで聞き耳を立てる。
主上、主上〜自国の麒麟は私ですよぉ〜〜〜(i_i)
陰気なストーカーかよ。
ほっといて。
大事そうに抱えた袋の中身を、テーブルの上にぶちまける。
荒っぽいぜ、陽子。
でてきたのは
ジャガ○コ
×複数
ポ○トチップス
×複数
ポッ○ー
×複数
飴
×複数
キャラ○ルコーン
×複数
とんがり○ーン
×複数
プ○ッツ
×複数
う○い棒
×複数
…………………………他たくさん。
大量のお菓子。お菓子。お菓子。
「すごいだろ!がんばったんだぜぇ。」
陽子のためだしな。
でも、地域限定系は大変だったぞ。
よく見れば、美味しいのかそうでないのか微妙な地域限定の物もあった。
其れはさておき。
「陽子!」
「六太君!」
いただきます。
食べる食べる食べる。
食べる食べる食べる。
はぁ。
一息入れる。
「あ、そういやぁ、ケーキないな…」
「…モゴモゴ………?」
「ねぇ、六太君。」
「ケーキ食べたい〜〜〜〜〜」
景麒!?
なんと、主上は私を食べたいと?!!!
主上に食われるぅー
喰われるぅー
………………
襲われる??
キャ−ーーvしゅじょーvv(////)
<違うぞ、をい;>
「ゴクン。陽子、ケーキはさすがに…」
「えぇ、なんでぇ?いいじゃんかー。六太君も好きでしょケーキ。」
!!????
延麒までが!????
何を言ってるんだ???
主上!!私は主上だけのものです〜
「いや、だけどさ。なま物だし。途中で崩れちゃうかも…だろ?」
な、な。
「えぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」
ケーキ食べたいぃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ケーキケーキケーキケーキケーキケーキケーキ!!!!!!
バダバダバダバダ
駄々をこねる陽子。幼稚園児のように手足をばたつかせている。
「うわぁ〜ん。ケーキ食べたいぃ〜〜!あ゛ーーん゛。」
ダーダー泣き出すしまつ。
「え!?あ??そ、その陽子、陽子〜(=д=;)」
あわゎゎ〜陽子ー泣かないでくれ〜
だぁーー
六太までなきそう。
主じょーーー!!!
景麒は此処にぃーーーーーーーーー(T■T)
あ、景麒、其処にいるんなら一緒に陽子なぐさめて(なだめて)くれよ
びくぅ!!!!!!!
麒麟同士、わかるんだったね。
後日。
六太が持ち帰ったレシピを基に、厨房でケーキが作られたとか。
サツキの一言
長
以上。