どさどさどさ。
そんな擬音が聞こえた気がした。

音の原因は先程自分が開けたロッカー、の中から出てきた大量の手紙。

それを見てアスランは深い溜息を付いた。

「あれま。…アスラン相変わらずモテモテだねぇ〜」
隣から面白そうな声がした。声の主は、キラ。

「こっちはいい迷惑だ。」
憮然とした表情でロッカーからなだれ込んで来た手紙たちを律儀にも拾い集めるアスラン。

「大体、何で手紙なんだよ…」

「今、女の子たちの間で流行ってるらしいよ。自分の手で書くラブレター。」

そう言いながら、キラもロッカーを開ける。中には、アスラン程ではないがやはり数通の手紙。

それらにキラは苦笑してロッカーから取り出した。
その中の更に数通をアスランに手渡す。

「…何だ?」
「これが君宛の分。」
「は?」
キラのロッカー中に入っていた手紙の中に何故自分宛の物が?

「時々入ってるんだ。僕から君に渡して欲しいって書いてるの。」
アスランの疑問を読み取ったかのようにキラはやはり苦笑しながら説明する。
キラから受けた説明に嫌そうに顔を歪めるとアスランは受け取ったものも含めそれらを近くのごみ箱に投げ捨てた。

「…アスラン?」
折角女の子たちが勇気を出して書いたんだから捨ててしまうのも…

そういうキラにアスランは無表情に
「どうせ捨てるんだからいいだろ。」
そう言って歩き出す。

「そういう問題じゃない…ってアスラン何か怒ってる?」

その言葉にアスランは足を止め、キラを振り返る。

「・……」
「…何さ?」

頭の上に疑問視をたくさん並べているキラに溜息が出た。

「…好きな子に他の人間のラブレター渡されて嬉しい奴がいるか?」

あー…それは嬉しくないかも...
そこまで考えてキラは一気に赤面した。
百面相するキラを呆れたように見ていたアスランにキラは動揺をぶつけた。

「ア、ア、アスラン??!好きな子って…!!!」
「キラのことだよ?」

「〜〜〜君は男で、僕も男だよ!!?」
「知ってるよ。」
「だから…!!」

「だから、こう言うことだよ。」

そう言ってアスランはキラの唇を奪う。

いつものような親愛のそれではなく、恋人がする、それ。

「……ふっ、ん」

深く、おまけに舌まで絡めてこられてキラの口から吐息が洩れた。
しかし、それすらも奪い取るかのように再び深く口付けられる。
唇が離されたとき二人の間には銀糸が繋ぎとめるかのように伝っていた。
それらをアスランは舐め、断ち切るとキラ専用の甘い笑みを浮かべる。
荒い息を吐きながらキラはそれでも説明を求めるようにアスランを見る。
そんなキラに顔は相変わらず至近距離のままアスランは囁くように言う。

「…分かった?」
「…………………うん。」

「好きだよ、キラ。親友として、じゃなくて、恋愛対象として。」


キラは、俺の事、嫌い?



不安そうにアスランはキラを見る。

キラは、反応しない。












「…………・・だよ。」

「…キーラ?」


キラは、赤い顔で小さく呟く。

「…好きだよ。僕も、アスランのこと。」


その喜言葉にアスランはキラを抱き締め、そして再び唇を寄せた。




終われ。


(ネタがココまでしか思いつきませんでした・乾笑)
どうさ!サツキ!!(笑)
頑張って甘くしたさ!エロなんて無理無理!
これの題名「サツキに挑戦」とかにしてやろうか(笑)
さっき変換したら「サツキに朝鮮」って一発変換して爆笑でした。

普通の甘いのは射干玉の掲示板に書くかもしれません。
(多分書かんやろうけど。だって燃え尽きたもんさ)

…頑張りました

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アスキラ-学園パラレルver- おまけ。

「…どうします?」
ニコルが言う。
「どうしようもないだろうが」
イザークが言う。
「だよなぁ。」
ディアッカが言った。

「…あの二人、ココがどこだか分かってるんですかねぇ?」
背後に黒い物を漂わせながらニコルが言った。
「…少なくともアスランは分かってんじゃねぇの?」
ディアッカがそう言ってアスランとキラを見るとアスランがにんまりと笑った。


「「…そうだな(ですね)。」」

溜息。


三人がロッカールームから出れたのはそれから30分後だった。


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えーっと、訳の分からない代物になりました。
とりあえずアスラン、そこは公共の場だぞ☆
と、思い出したので。
本当はイザークが大暴れする話にしたかったのですが、私にそんなに文才はありませんでした。