ノール・ワイズリー(15)は近頃、機嫌が非常に悪かった。
原因は、ノールの隣に佇んでいる少女、レイ・シアラー(14)だった。












ど田舎と言うほどでもなかったが、かと言って都会では決して無い...
つまり、程良く街からは遠い所に位置する町。
ノールとレイはその町の学校に通っていた。二人は母親同士が親友と言う事もあって幼い頃よりの仲、つまり幼馴染みであって。
一人っ子どうしだった為にまるできょうだいのように育てられた。
だから、「ずっと一緒にいようね。」等と言う事は日常の習慣のようにノールからレイに呟くように言われる言葉で。
レイもそれに当然のように頷く。…ハズだったのに。
ある日レイがノールに言った言葉それは。

「あのね、ノール。私、好きな人が出来たの。」

頬を染めながら言われた、自分以外の誰かへの恋慕の情を示すものだった。
ショックで泣きそうになりながらもそうとは見せないようにしながら必死にレイに相手を聞いたところ。
顔を真っ赤にして、蚊の鳴くような声で告げられた名、それは。


『キラ・ヤマト』

レイの通うクラスのプログラミング関係の新任講師の名だった。





整った顔と、優しいと評判の性格で、学校内で人気ナンバー1の人物。

レイの口からその名を聞いたときにノールの瞳に宿ったのは間違いなく嫉妬の炎だった。













next...?

また連載増やしちまったよ…しかも謎だな、この話。
あ、この話はアスキラですっっ!!…基本はね、そう、基本は…(ぉぃ?)
オリキャラ登場〜〜…
ほのぼのギャグテイストな『黒』とは全く毛の違うお話になります。
本編にどこまでも逆らおうとする私★(アスカガは嫌いなのよ〜〜!!)
ゆっくりまったりプレ−トも吃驚な位の速度(分かりにくい表現すなよ)で進みますので、
気長に…おねがいします。