またしても意味不明…







「お腹空いた」
「我慢しやがれ」

いつもの会話。
ただ違うところと言えば、空腹を訴える銀次が珍しくタレていないところだ。
そのことにいくばくかの不安を感じる蛮だったが、銀次に強く当たることはできない。
昨日てにいれた雀の涙ほどの―それでも彼等には大切な―奪還料をパチンコですってしまったのは蛮だ。
多少なりとも勝ってチョコの一つ二つ与えてやれば銀次の機嫌はコロッと良くなるのだが、それすらなかった。
罪悪感から煙草もすえずにいる蛮の横で、銀次はただ虚空を見つめている。

「〜〜っ!悪かったよ!!」

堪えきれずに謝る蛮。
虚空を見つめ続ける銀次。
いつもならここで「蛮ちゃんが、蛮ちゃんが、蛮ちゃんがぁぁ!!」と、タレながらに非難を浴びせるのだが、それすらない。
血糖値が足りないのかただの空腹か。それとも……

「ぎん――」
「食ってくる」

気遣う蛮の言葉を無視して、銀次はその場を立ち去ろうとした。

「待て!銀次っ!!」

食べ物をパクる→警察にパクられる→食べさせてないことがバレる

幼児虐待!こんな可愛いコをいったい何故!?
生活費は全てギャンブルと煙草に消えていた!!?


思わず新聞やら週刊誌やらの見出しまで見えてしまった蛮。

「何処で何を食うんだっっ!?」

別に、場所によっては俺も連れていけなどと言いたいわけではない。自称恋人実際保護者としての立場上、銀次を見守る(?)必要か らだ。
ただし、返事は

「赤屍さん家。何を喰うかって――」

最悪だった。

「知りたい?」

タレていれば、良い。蛮が愛してやまないつもの銀次ならば。ただ、今の銀次は。

「蛮ちゃんも鈍感になったもんだね」

あの、Dr.ジャッカルを組敷くという、恐ろしい荒業を成し遂げる、銀次だった。
勿論、この場合の喰うは、

@赤屍の奢りの料理
A赤屍の手作りの料理
B赤屍

という選択肢中の蛮にとってはおそらく最悪であろうBである。

「あんなの喰ったら腹壊すだろ!!」
「?壊すとしたらむこうでしょ。」

あ゛ぁ゛、そうだけどそうじゃなくて!!!

こんなときに限って頭の回る銀次に、涙を流しながら諭そうとする蛮。
普段とは立場が逆になりかけている。

「っ!とにかく!!駄目だっ。あいつだけは!」

柄にもなく必死な蛮を前に、銀次は冷ややかだった。

「…じゃあそこらで適当に……」
「拾い喰いも駄目だぁっっ!!!」
「赤屍さん以外ならイイんでしょ?」

素晴らしく屁理屈でかえしてくる。反撃しようのない蛮はついに叫んだ。


「だぁ〜〜っ!!俺様以外はだめだっ!」


恥じらいからか、頭に血がのぼっているからか、真っ赤になりながら。
だがそんなことに銀次はかまったりしない。


「やだ。蛮ちゃんヘタレのくせに攻めなんだもん。」



ピシリ
蛮は石化した。

そんな蛮を残し意気揚々と立ち去る銀次。今日はお腹いっぱいで眠れそうだ、などと考えているのだった。




オチ無し(逝ケ)













何が書きたかったか不明。
全くもって不明。
ワケわからん。

銀屍+蛮なのか?て言うか蛮へタレ?俺が書くと受けチックかなぁ??
銀次の壊れ方は気にせず(ヲイ)

えっと、相変わらずヘボ文ですが、先日のお詫びに朧ちゃん&天軌様捧げ押し付けさせていただき ます。(ハラスメント)

ちゃんとした文章を書きたい今日この頃。By榊伽欄